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ASSEMBLEが益子で窯焼きした陶器を資生堂ギャラリーで展示

2019.02.08

Making Pressed Terracotta Lampshades at Granby Workshop
Image: Granby Workshop / Assemble

資生堂ギャラリーでは、3月17日(日)まで、「アートが日常を変える 福原信三の美学 Granby Workshop : The Rules of Production Shinzo Fukuhara/ASSEMBLE, THE EUGENE Studio Ⅱ」を開催中です。
本展の前半では、気鋭のアーティストに与えられるイギリスの現代美術大賞「ターナー賞」を2015年に受賞したイギリスの建築家集団、ASSEMBLE(アッセンブル)※1のメンバーが来日し、彼らが行っている、イギリスのリバプールの地域再生プロジェクト「グランビー・ワークショップ」※2を資生堂ギャラリーの中で展開しました。

陶器はスリップキャスティング(鋳込み成形)で制作された Image: Granby Workshop
資生堂ギャラリーでのグランビー・ワークショップの様子 Image: Granby Workshop

ASSEMBLEは、本展で、資生堂の初代社長であり資生堂ギャラリーの創設者である福原信三の“アートによって人々が日常に美しさを取り込むことを世に伝えた”という姿勢に共感し「アートが日常を変える」というテーマを掲げました。

生活とともにあり日常に美しさを取り込む日本の工芸品に注目したASSEMBLEは、日本の陶芸家との出会いから、“土はその土地の長い年月の中でつくられるものであり、それぞれの土がもつ特性との向き合い方が陶器の個性にもつながる“という着想を得ました。資生堂ギャラリー内で開催した「グランビー・ワークショップ」では、日本の土(益子)を研究し、水分を吸収しやすい石膏に注ぎ込んで乾燥して成型する「スリップキャスティング(鋳込み成形)」という方法を使い、いくつもの型を組み合わせて、日常づかいの陶器を制作。

2月6日からは、現代の日本の陶芸作家の協力を得て益子で窯焼きされたそれらの陶器が、資生堂ギャラリーにて展示されています。
本展は、アートやデザインの力でさまざまなものを再生させるASSEMBLEのグランビー・ワークショップを、日本で体感できる貴重な機会です。

グランビー・ワークショップで制作した陶器
益子での窯焼きの様子 
割った薪を釜にくべる様子
焼き上げた陶器
※1ASSEMBLE(アッセンブル)

2010年にロンドンをベースとして結成されたイギリスの建築家集団。2015年にグランビー・ワークショップが評価の対象となり、イギリスの現代美術のアーティストに授与される権威ある「ターナー賞」を受賞。建築家集団が初めて「ターナー賞」を獲得したことが大きな話題となった。建築、デザイン、アート、社会学、哲学など様々なスキルを持つメンバーが集まり、家具から公共スペース、公共劇場までの実用性のあるプロジェクトに取り組む。最近の主なプロジェクトに、ゴールドスミス現代美術センター(Goldsmiths CCA)の改築、リバプールの10 Houses on Cairns Streetがある。
Assemble Barn Raising
Image: Assemble
※2グランビー・ワークショップ

「ターナー賞」受賞の評価対象となったのは、リバプールのグランビー通りと呼ばれるスラム街の再生プロジェクト「グランビーフォーストリーツ」。廃材を用いてアッセンブルが、地元民たちと共に創った様々なプロダクトを販売し、それらの利益は地域再生に活用される。地域が直面する荒廃という社会問題に芸術的な側面からアプローチしていくプロジェクト。
Image: Granby Workshop / Assemble
Image: Granby Workshop / Assemble

<概要>
会期:2nd:2019年1月16日(水)~3月17日(日) 入場無料
開館時間:平日11:00~19:00、日・祝11:00~18:00
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合も休み)
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビルB1F
TEL:03-3572-3901
詳しくはこちら→資生堂ギャラリー公式サイト

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