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偏愛!資生堂

第19回 野崎萌香 × モアリップ

2018.03.28

文・写真/野崎萌香

私の祖父はマーケティングの先生をしている。
御歳84歳だが家族の誰よりも勉強熱心な
まさに生き字引で、いつだって好奇心旺盛に
少年の様に目をキラキラさせていて
仕事も、まだまだ一線級の現役である。

祖父が教えているのは
その名も「感動マーケティング」

初めて聞いたという方のほうが多いかもしれない。
人々を感動させるマーケティングじゃないと
人々はその商品をリピートしない。
偏愛しない。

では、
どうやって人を感動させるのか…

人は、自分の常識や
だいたいこれぐらいのものだろうという
その物に対しての思い込みを超えたとき、
とりこになる。

そして、感動して
リピートしたくなる……

私をとりこにしてやまない
感動アイテムは何だろう…

パッとすぐに思いつくものが
ひとつだけ、ある。

いつだって私のポッケに入ってるもの。
私の28年間の人生の中で
一番リピート買いしているもの。

それがこの資生堂のモアリップだ。
モアリップとの出合いは私が中学生のとき。

とてもとても寒いある冬の日。
私は体育の授業を風邪で見学中。

隣に座っていた車椅子の彼女が
私のカサカサの唇を見兼ねて
モアリップを差し出してきたのだ。

「萌ちゃん!唇カッサカサだよ!」
「なにこれ?」
「モアリップだよ!知らないの?
口角炎まで治る薬用のリップクリームだよ!」

友人が私の手にクルクルとモアリップを
垂らしてくれた。

唇にそれをゆっくり伸ばしてみると
その瞬間から広がる潤い浸透力にびっくり。

緊張すると下唇を噛んだりする癖のせいで、
いつだってカサカサになっていた唇が
モアリップを塗り始めたら
ノンダメージのつるつるリップに。

それ以来このモアリップのとりこである。

口角炎も口内炎もカサカサ唇も
縦ジワや割れ目の深い唇も
割れて血が滲んだような唇も
これ1本でなんでも来いだ。

しっとり優しいつけ心地で
こんなにも
ふっくらと唇が
生き返るなんて。

こんな感動を超える安心感あるだろうか……

これまでの人生で
こんなにもリピート買いしたものが
あっただろうか……

リピート買いしているものたちと
自分の歴史を振り返ると
さまざまな顔や、懐かしい時間が垣間見える。

それを想い返すだけでも
毎日重ねる日々と
一緒に過ごすモノたちが
愛おしくなる。

ポケットにこれが入っていないと不安になるぐらい
なくてはならない愛しいモアリップ。

これからも私のポケットには
欠かさずモアリップが入っていることだろう。

これからも私の唇警護を宜しくね。

モアリップさん。

クリエイターの紹介

野崎萌香

モデル

東京都生まれ。『mina』『sweet』『andGIRL』をはじめとする多数のファッション、美容雑誌でレギュラーモデルとして活動中。ドラマや広告などにも出演し、活躍の幅をひろげている。
http://www.hirata-office.jp/talent_profile/woman/moeka_nozaki.html
https://www.instagram.com/moeka_nozaki/

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