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空想ガストロノミー

魅惑のパッションフルーツ

2017.03.17

イラスト・文/田中 麻記子

パッションフルーツ!
響きからしてトロピカルなこの魅力的な果物、初春のマルシェではよく見かけるのです。(ですがこの「パッション」は「情熱」という意味でなく、キリストの「受難」という意味らしい!)

無骨な表皮からは想像もつかない、とろんとしたテクスチャーのヴィヴィッドなイエローに、粒々のシーズの中味!甘くて、酸っぱくて、ぷにょぷにょの喉ごし!
なんてうっとりと思い出していたら、それはそれは素敵なドレスの妖精が現れて、どこかで聞いた物語のように、くるくる回転して何かに変身しちゃった!

パッションフルーツの妖精は、コケティッシュなふりをして、やっぱり亜熱帯のジャングルに思いを馳せていたのでしょうか……?

クリエイターの紹介

田中 麻記子

画家

1975年 東京生まれ。フランス在住。
パステル、油彩を中心に制作、国内外で発表している。フランス生活を機に生まれた、水彩による「食べ物シリーズ」で、2016年1月初めてのアートブック「La collection gastronomique」(HeHe/ヒヒ)を出版。
http://tanakamakiko.com/

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