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空想ガストロノミー

Saké-Théraphie

2018.07.27

イラスト・文/田中 麻記子

今年の夏も日本で過ごしている私ですが、この湿度は流石に大変。
フランスは、陽射しは強いものの空気は乾燥しているから、日本のこの湿気、去年は街全体が無料ハマム!と喜んで汗だくになっていたのに…
(※ハマム=イスラム式公共のサウナ施設)

この暑さのなか、白ワインとか、泡ものを好んでいたけれど、ひょんなことから7月のお誕生日に、とても美味しい日本酒を頂きました。

「しずく」という言葉が入るそのお酒は、少し特別な製法。ひと口頂くとゆっくり身体に沁み込むようで、なんとなく媚薬みたい。

例えばです!
叶わぬ恋に涙する乙女にそっと差し出してみたら、彼女はきっとその媚薬で、爽やかに涼し気に前を向けるような効能があるような味?!
その子の流した涙のしずくだって、一緒に飲み込んで身体に循環されていくかのような…。

大袈裟だけれど、本当に良いお酒であれば、酒セラピーが可能かもしれません。

だけど飲み過ぎには注意しなきゃ。

クリエイターの紹介

田中 麻記子

イラストレーター/画家

1975年 東京生まれ フランス在住
水彩、油彩、パステル、鉛筆を中心に国内外で発表。
食べ物デッサンの画集「La collection gastronomique」(HeHe / ヒヒ)、ピエール・エルメ・パリ・ジャポン「Macaron Baby」のデザインを手掛ける。
photo:Aya Watada
http://tanakamakiko.com/

GIFアニメ制作協力/植木 駿

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